昔の漫画を読み返す
両親が漫画好きだったようで、実家には古い漫画が沢山あった。今でもある。
ボロボロだし巻が飛んでいるものもあるけれど、TVゲームが禁止されていた子供の私にとって、TVと漫画(読書)は数少ない趣味だった。
新しい漫画を買ってもらえる家でもなかったので、必然的に私は両親の所有する古い漫画をよく読んでいた。
最近そういった古い漫画を読み直しているのでいくつか紹介する(Amazonアソシエイトの練習では決してないと思う)。
キャプテン&プレイボール
ちばあきお氏の名作中の名作。
野球にガムシャラに取り組む主人公とチームの青春野球漫画。
体にバネをいっぱいつけたり、消える魔球がでたりは全くしない、とにかく「努力」。しかも結構負けたり挫折したりする。
キャプテンの方は最初の主人公である谷口くんが卒業した後は次のキャプテン、さらに次ぎ、さらに次、と変わっていく。プレイボールは一貫して高校時代の谷口くんのみ。
どちらも作者が休載してそこで終わったはず。
何度もアニメ化されたり、実写映画化されたりしているので一応有名だと思う。
おれは鉄平
キャプテンのちばあきお氏の兄「あしたのジョー」のちばてつや氏の剣道漫画。
こちらは野生児で破天荒な中学生の主人公が剣道とともに成長していく(ただし漫画での見た目は退行していく...)話。
読み返すと意味不明というか、ついていけないところが沢山ある。
まず主人公、父親と2人で埋蔵金発掘で生きている。
埋蔵金発掘て。
で実は名家の人(ミラクルストーリー!)だったので連れ戻されて名門中学に通い、そこで剣道に出会う。
防具つけないとか、とにかく礼儀作法がなってない剣道で試合を制していく(ミラクルストーリー!)。
んでなんだかんだで結局父親と埋蔵金発掘に戻る。
埋蔵金発掘て。
そこで崩落で生き埋めにあって、結構長い間(数日だか数週間だか数ヶ月だったか)閉じ込められた後、なんとか外に出られて「太陽がまぶしいぞ」みたいな感じで終わった気がする。
うん、まぶしいとかそういう問題じゃない気がします。
あと、再度言いますが、青春剣道漫画です。
上2つは父親の蔵書、こちらは母親の蔵書です。どうやら母親は手塚治虫氏が好きなようで、これ以外にも火の鳥とか三つ目がとおるとかどろろとか奇子とかありますがブラック・ジャックが最高です。
魅力はなんといってもピノコ(に対するブラック・ジャック)とあとは人間の葛藤。
「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね………」
「医者はなんのためにあるんだ」
「ボンカレーはどうつくってもうまいのだ」
アニメは概ね良好ですが、数年前に某テレビ局で放送された実写ドラマはアレでしたね。うん。
アレなやつ↓コレ。
昔は医者になりたかったなぁ。