ディレクターってなにする人だろう
という日記をざっくり読む。
私は前職では最初の2年くらいエンジニアだった 。
なんだかんだでJava(しかも1.3しかもvi以外使用禁止)とか書いてた。
孫請けで常駐してたので、2年の契約終了後に「エンジニア向いてないな」と思って会社を辞めることにした。
辞表を持っていったら上司に止められ「もう1週間考えてきて」と言われた。
もちろん1週間後にもう一度辞表を持っていった。
そうしたら「分った分った、なにがしたいの?」と言われたので、
「開発は嫌なんです、私にはもう出来ません」と言った気がする(Java1.3とviが私の心を打ち砕いていたのだ)。
そしたら翌日から、営業支援みたいなとこから始まり、コンサルやらPM見習いやら、テスターやら、TwitterとかFacebookでスマホゲームの広報みたいなことしたり、翻訳業務をしてみたり、カスタマーサポートもついでに日本語/英語でやったり、勉強会のスタッフで宅配ピザ発注したり、最終的には所謂PMっぽいことも。
んで結局、今の会社に移る時に、とりあえず自分が"ディレクター"という職であるということに気がついた、というか当時面談をしてくれた人が教えてくれた。
私の経験上、ディレクターっていうのは"よくわからないものを全般やる人"だと思っていたので、現職にきた時に分業化がされていて驚いた。
「広報はあっちの部署が担当でTwitterとかFacebookとかは勝手にやるのはNG。カスタマーサポートはあっちの部署。翻訳はあっちの担当で、勉強会の宅配ピザはそもそもいちディレクターが発注する必要ないです」
みたいな。
まあピザは置いといて、小さい会社に居る場合は基本的に何でもやるのが当たり前だと思うし、専業の人は要らないというより、向いてないんだろうなーと。それはエンジニアもディレクターも変わらないことで、きっとディレクションにせよエンジニアリングにせよ、専業の人は大きい会社の方が向いていると思う。
物的・人的リソースも潤沢にあって、予算やら売上やらを毎日気にしなくても良い、嗚呼、大きな会社とは素晴らしいところだ。
一方、何でも良いからとにかく色々やっていたい私のような人間は、分業が進んだ大きな会社は向いてないのかなー、と最近思う。
だから多分、何でも出来る人が必要なのって、小さい規模の会社なりプロジェクトなりだろうな、と思った。
冒頭に貼った日記はタイトル通りの内容で
ディレクションが出来るエンジニアがいれば、ディレクターは必要ない
って書いてあるけど、「ディレクター」⇔「エンジニア」と「ディレクション」⇔「エンジニアリング」を読み替えてもまあ大体同じ意味になりそう。
私は自分があきらめたぶん、エンジニアさんってSugeeee!と思っているたちなので、フルスタックエンジニアさんに対してはよりSuggeagagaegeeeeee!と思う。
でも一人で何でもかんでもやるのは大きい会社ではリスキーかなってのと、大きい会社になればなるほど、(そうであるにこしたことはないけど)フルスタックエンジニアじゃなくてもいいよ、(そうであるにこしたことはないけど)ディレクションできなくてもいいよってなるかな。
そういえば「フルスタックディレクター」っていう言葉はあるのかねぇ。