リッキー・ジャーヴェイスがゴールデン・グローブ賞の司会に(4年ぶり4度目)
イギリス出身のコメディアンであるリッキー・ジャーヴェイスが、米国で2016年1月10日にロサンゼルスで開催される第73回ゴールデン・グローブ賞の司会に決定!!!!
Please RT to raise anxiety pic.twitter.com/1bDLaAB0t8
— Ricky Gervais (@rickygervais) 2015, 10月 26
彼の司会は4年ぶり4度目。過去3年はコメディエンヌのエイミー・ポーラーとティナ・フェイのコンビが3年契約で務めてたので、久しぶりです。
リッキー・ジャーヴェイスは、シットコムの世界に大きな変化をもたらした、
The Office(ジ・オフィス)の脚本・監督・主演を務めたコメディアンです(脚本・監督は彼の仲間スティーヴン・マーチャントと共同、ちなみに彼もコメディアン)。
The Officeは、現在Huluで配信されています。
この作品のアメリカ版リメイクが↓こちら。
ジでもザでもいいんですが、この番組は、ドキュメンタリー番組の制作クルーが、ある会社のオフィスの日常を取材に来ている、という体で撮影されています。
なので、所謂シットコムとは違い、ラフトラックとよばれる観客の笑い声のSEも入っていないですし、そもそも観客の前で撮影していません。
自分が部下たちの人気者だと思っている酷い上司を中心に話が進みます。
ジョークが面白いから笑うのではなく、その上司の(ときに部下の)酷い行いをドン引きしながら笑う感じです。
一方Netflixでは、彼が脚本・監督・主演・製作総指揮を務める「デレク」が公開されています。こちらもドキュメンタリー形式ですが、ヒューマンドラマ。差別や偏見について、とても考えさせられます。本当に素晴らしいので、ぜひ見ていただきたい!!
http://www.netflix.com/watch/70258471?
The Officeやデレクについては、どうでもいいんですが、なぜリッキーがゴールデン・グローブ賞の司会になったことにエキサイトしてるかというとですね。
とりあえずYoutubeリンク貼っときますけど、これまでの3回の司会で、とにかく有名人たちをネタにするのなんの。
それはもう舌鋒鋭く!毒舌ってレベルじゃない!
2010-2011-2012 Golden Globes - Ricky Gervais ...
当時離婚したてで慰謝料いっぱい払ったポール・マッカートニーに、
「同じ飛行機で英国から来たけど、僕はファーストクラスで、ポールはエコノミーだったから、挨拶できなくてごめん」
と本人目の前にして言ってみたり、
「僕は次のプレゼンターと同じくらい酒を飲むのが好きなんだ。次のプレゼンターは、メル・ギブソン!」
と、飲酒運転で逮捕されたメル・ギブソンの紹介で言ってみたり、
「ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが主演した映画「ツーリスト」がノミネートされた理由は、ゴールデン・グローブ賞主催協会の連中がジョニー達と会えるからって噂がある!そうじゃない!賄賂も受け取ってるんだ!」
と言ってみたり、彼のターゲットは有名人だろうと主催協会だろうと、まったく関係ありません。
当時この司会っぷりは業界でも話題となり、ザ・デイリー・ショーというアメリカの伝説的番組の司会者ジョン・スチュワート(この人もコメディアン)に、
「コメディアンがこんなに面白いなんて、俺は心外だ!!」
とまで言わせました。
さて、リッキーは、ネタにするために、既に"ターゲット"の選定を開始しているとのこと。
I'm making a list. I'm checking it twice. Gonna find out who's naughty and nice. #GoldenGlobes pic.twitter.com/Q4ZiTjQMCP
— Ricky Gervais (@rickygervais) 2015, 10月 26
※訳「今リストを作っているんだ。ちゃんとダブルチェックするよ。ヤンチャしてたのは誰か、いい子にしてたのは誰か、確認しないと」
面白くなってきたぜ...!
ゴールデン・グローブ賞は、いつも通りだと、AXNで当日放送があるのか(?)。
来年まで生きる意味を見つけたところで、それでは、また!!
(ちなみに2月のアカデミー賞は同じくコメディアンのクリス・ロックが司会に決まっているよ!こちらも過激だから超楽しみ!!)